森の音

熊のニュースを見て
日本の麻酔銃はそんなに効かないのか？
と。
いい加減、射殺のニュースは見たくないわけで。
かといい、熊が悪いわけでなく
出くわした人が悪いわけでなく
ただ
山に餌がないだけってことで。
それが熊にとっては死活問題っていうことで。


都心のドングリを拾って、熊のナンタラ協会さんに届けて
その人たちが山に撒く。
そして、一時的にも熊さんを助けようという計画があるのは
前々から知ってました。


けど。
それが、本当にいいことなのか。
生態系など、いろんな将来の視野を入れて考えないと
安易な行動は出来ないですよね。

結局、ヤキモキするままのマメです。



熊の胆汁って知ってます？
漢方薬として重宝されていて。
中国ではこれを取る目的で
生きた熊のお腹に管を刺したまま飼育し
そして胆汁をとる牧場があるんですって。
日本はその輸入国として深いかかわりを持っているわけで・・・
知らない事実だったわけですが
知ってしまって、また気持ちが沈みました。。。



もやもやした気持ちの中。
仕事上がりのほんの１時間だけ
植物園に立ち寄りました。
京都の東山はナラ枯れが猛威をふるっていて
府立植物園もその対応に追われています。
薬剤散布したり、幹をビニールで覆ったり。

それでも。
やっぱり植物園の木々の中は気持ちいいんです。
落ち葉のふかふかした絨毯。
もうすぐしたら、冬独特の落ち葉の甘い香りが立ち込めます。
小鳥たち。
そして、満開のバラｗ
木々の中を歩いて、たくさんの木の実をポッケに入れて帰りましたｗ


銀杏を採ろうと意気込んでたのですが
先客さんに見事に持って行かれてて
１０粒くらいしか採れませんでした＾＾；

でも。
たまたま、ドングリを拾ってはるおばちゃんに出くわし
なんとなーく
「それ、拾ってどうしはるんですか？」
って訊いてみたんです。
おばちゃんが拾い集めてたのは、シイの実。
これ、食べれるんですよ。
なんでも、お孫さんが好きなんだとかｗｗ
マメは食べれるの知ってましたが
「これがシイの実」って自信が持てなかったので
今まで食べたことなかったんです。
イイコト教えてもらったｗｗｗ
とお礼を言って、２０粒くらい拾って帰りました。



そのシイの実を拾っているとき。
高い木の頭上に、鳥がいたんでしょうね。
鳥も木の実を食べに来ていたんだと思いますが
その鳥が揺らす小枝から
シイの実が落ちてくるんです。
頭上は木々で覆われているのに
木々が高い場所で広がっているので
不思議と広くて、温かい頭上の空間。
そこから、ポツポツと。
どこか懐かしい音をして
シイの実が落ち葉の絨毯に落ちるんですね。
あんまりにも心地いい、うっとりする音です。
でも、油断していると、脳天に落下してきます(笑)
本当に心地よかったｗｗ



帰宅して、銀杏を完食して(笑)
そして、シイの実もフライパンで炒って食べてみました。
ほんのり
甘い。
素朴な甘み。

これでまた、秋の収集が楽しくなりましたｗｗｗ
熊さんが食べないで、マメが食べてどーすんだ。


府立植物園２００円。
２００円で手に入る、癒しのオアシスｗｗ